期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
有難く?婚姻届を受け取り家に帰宅するなり
疲れがドットでてソファーに座り込んでしまった。
「ごめん、大丈夫だった?疲れただろ?」
心配そうに覗き込んできたその両頬を軽くつねる。
「婚姻届は聞いてないよー」
「それは僕も知らなかったんだよ。多分父なりのサプライズだったんだろうけど…」
手を離してうな垂れる。
「バツイチの無職になるなんて嫌よ」
「じゃあ、もう本当に結婚しちゃう?」
冗談混じりに聞いてきた若社長を睨みつける。
「千洋さんは自分の人生どうでもいいの?」
私の人生も。
「どういう意味?」
「父親のために気持ちを偽って、偶然引き当てた私とマジ結婚なんて…」
「引き当てたって…」苦笑いの彼に私は続けた。
「私は結婚はもっと重たいものだと思います。
人生のパートナーを決めるんだから…。
できれば初恋、初彼、初めてを全部捧げた白馬の王子様と…っていうのが女子的リーズナブルじゃないですか?」
「…ちょこちゃんの初恋はいつ?」
「…幼稚園の時、お向かいに住んでた大学生のお兄さん。」
「じゃあ初彼は?」
「2ヶ月という最短でフラれました。」
「じゃあ、もうその女子的リーズナブルは叶わないんじゃない?
ちょこちゃんは意外と夢見るお姫様なんだね…」
笑いをかみ殺しているのがあからさまに分かるから腹がたつ。