期間婚〜彼と私の微糖な関係〜
「とにかく!婚姻届はまだ先に延ばしませんか?」
「…そうだね。こればっかりはちょこちゃんの人生を狂わしてしまうからね。
でも…」
そういうなりスクッと立ち上がり私の左手を取った若社長は「出かけるよ。夕飯も今日は外で済まそう?」
「それは…いいですけど」
若社長にリードされて着いたのは高級なジュエリーショップだった。
「こんなお店に何か用でもあるんですか?」
耳元でひそひそ声をかけると「あるから来たんだよ」と耳元で囁かれる。
吐息が耳にかかって思わず身震い。
息って意外とくすぐったい。
私には無縁なお店。どれを見ても額がおかしい。
数字の感覚が分からなくなってしまいそう。