隣のあなた。…運命の人と…


親父は婚姻届を取り出し
愛美の前に出す


紗織はずっと手で口を覆い
ずっとやり取りを見ている


愛美がサインし終わると
親父は俺に……俺が終わると紗織に。

俺たちは保証人欄にサインをした。


紗織は涙をいっぱい溜めて
二人を見ている



『次はおれらの番』


俺はそう言って紗織の前に婚姻届を置いた


紗織は驚いて俺を見る


『いつも考えていた』


紗織の頬には止めどなく流れる涙
紗織はゆっくり
サインをしてくれた
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