隣のあなた。…運命の人と…
仕事が終わり
俺は真っ直ぐマンションに帰る
またビール片手に待ってるんだろうと
思うと早く帰りたかった
マンションが見えたくらいで
向こうから小走りのヒールの音がした
バックを胸元でかかえて……
紗織だった。
こんな時間まで飲んでたのか?
誰と?……けど、なんか様子が変だ。
『こんな時間に一人でなにやってんの?』
俺が声をかけると
ビクッと肩が上がり立ち止まる
……けど、俺の方を見ない
紗織はまた歩き出そうとした