そのままの君でいて
19時過ぎたころに、チャイムがなる。

ジョーは2人を出迎えた。
2人とも いつものダンサー風な 格好でなく、シャツに普通のパンツ姿。
ジョーは 出迎えるなり 笑った。

「2人とも、似合ってる…」

ルイスたちは 顔を会わせると ジョーの腹に 軽くパンチを入れた。

「顔が笑ってるぞ、ジョー」
3人で玄関から 大笑い。
リビングから 母が出迎えに来た。

「ホラホラ!こんなところで立ち止まらない!」

2人は改めて ダイニングへ招かれた。

「パパ、ママ。こっちの大きいほうがルイス、でもっと大きいほうがマーティ」

ジョーの紹介に みんなが笑った。

4人はそれぞれに 自己紹介しあうと
父の一言で ディナーが始まる。


「たくさん食べていけよー。残したら、殺されるぞ」

父の言葉に 母が反応した。
「誰によ?」

ルイス、マーティには もう 両親がいなかったから…

このような場所が毎日ある ジョーを 羨ましく思って当然だった。

優しい両親 温かい家庭 豊かな食事 生活…

ダウンタウンには ないものばかりだった。


しかし 運命とは 誰にもわからないのだ。

明日のことは 誰にも わからないのだ。


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