ラヴ・ラヴァーズ・キス
何か、こんな格好してる子なのに、妙に色気があるというか・・・。

「・・・。」

くちゅくちゅ

ぺっ

車を半分開いて路上の隅っこに口の中をゆすいだワインを吐き出す。

うあああ

しみるっ

しみるよっ

けど、ちょっと口の中、すっきりしたかな・・・。

指先で唇を拭って、息をついて車の中に戻る。

「ろうも・・・。」

ズキン

いたたっ

「大丈夫?お姉さま。」

「ん・・・」

車はふたたび動き出し、私はうずくような痛みとの戦いがはじまった。
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