麗雪神話~青銀の王国~
セレイアは侍女に先導されて歩きながら、どんな小さな情報も見逃すまいと全神経を集中させて周囲を探った。
豪華な調度品は、セレイアが寝ていた部屋だけではないようだった。
廊下のあちこちにも、いかにも高価そうな絵や、花瓶、飾り槍や盾などが陳列されており、この屋敷自体が身分の高い者の持ち物であろうことが想像ついた。
主人とは、身分の高い者らしい。
しかし、そんな身分の者が、なぜ、人さらいなどやっているのか…。
侍女に案内されてたどりついたのは、立派な広間のような場所だった。
青い絨毯の上に銀の長テーブルが配され、その上に贅を尽くした料理が所せましと並べられている。
「これ……一人分……?」
思わずセレイアが呟くと、
「お好きなものをお好きなだけ食べていただけるようにとの、主人のご配慮です」
と侍女がにこやかに注釈した。
赤みが見事なまでにきれいに入ったローストビーフ、ステーキ、白パンや黒パン、フランスパン、白身魚のムニエル、色とりどりのフルーツが乗ったタルトにケーキ、クッキー、湯気を立てる紅茶も何種類か用意されているようだ。
普段であればおなかの虫が騒ぐところだが、今のセレイアはそんな気になれなかった。
豪華な調度品は、セレイアが寝ていた部屋だけではないようだった。
廊下のあちこちにも、いかにも高価そうな絵や、花瓶、飾り槍や盾などが陳列されており、この屋敷自体が身分の高い者の持ち物であろうことが想像ついた。
主人とは、身分の高い者らしい。
しかし、そんな身分の者が、なぜ、人さらいなどやっているのか…。
侍女に案内されてたどりついたのは、立派な広間のような場所だった。
青い絨毯の上に銀の長テーブルが配され、その上に贅を尽くした料理が所せましと並べられている。
「これ……一人分……?」
思わずセレイアが呟くと、
「お好きなものをお好きなだけ食べていただけるようにとの、主人のご配慮です」
と侍女がにこやかに注釈した。
赤みが見事なまでにきれいに入ったローストビーフ、ステーキ、白パンや黒パン、フランスパン、白身魚のムニエル、色とりどりのフルーツが乗ったタルトにケーキ、クッキー、湯気を立てる紅茶も何種類か用意されているようだ。
普段であればおなかの虫が騒ぐところだが、今のセレイアはそんな気になれなかった。