みんなの冷蔵庫(仮)1
「消えろ!」


シグマは叫んだけど

――消えなかった。

シグマの握った石は光を吸収するでもなく、跳ね返すでもなく、ただ光の中に存在した。

シグマは何回も何回も「消えろ!」と叫んだが、全く成果は出ず、とうとう手から光は消え、疲れ果てて私の横に座り込んだ。


「全然消えないよ。くららちゃんはどうやって消したの?」

「わかんない」


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