みんなの冷蔵庫(仮)1
「私は即座に会長の前に出ました」


そこまで言うと、佐田さんは悔しそうに下唇を噛んだ。

とても重い空気が流れる。


「覆面の男は物言わず私に向けて両手をかざし、あの光を出しました」


「え?! 佐田さんに?」


思いもかけない言葉に、聞き間違えたのではないかと、聞き返す。


「はい。私に、です」


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