みんなの冷蔵庫(仮)1
指先から光を出し始めたシグマを片手で制す。


「待って。いくつか入るのかどうか試したいから、この椅子六脚、全部入れてみる」


確かめたい。

私にどこまでできるのか。


一脚づつ後ろに回り、手を添える。

ちゃんと先程入れた椅子が入っている冷蔵庫をイメージして、扉を開けた。

真っ白の空間に、椅子はあった。

もう一脚入れる。

閉める。

目を開けると、ちゃんと消えている。


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