みんなの冷蔵庫(仮)1
あまりの別世界にア然としてしまう。

正直、ここまでとは思ってなかった。


ジャケットを手に掴み、男が颯爽と降りた。


「くらら、早く降りて」


男はそう言い、こちらに手を差し延べる。


「何?」

「一応レディだから」


しょうがない、みたいなその言い方にイラっとして、ふんと鼻息を吹き掛けて白い指を払い、一人で降りる。

続けてシグマもジャンプするように飛び降りた。


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