みんなの冷蔵庫(仮)1
ハンドルに両腕を乗せ、前かがみになっている佐田さんが見えた。

私達に気付くとすぐに背筋を伸ばし、微笑んでくれる。

少しの間離れていただけなのに、再会の喜びというか、笑顔に癒されるというか、何だかホッとしてしまう。

そしてすぐにシグマの告白を思い出し、複雑な気持ちになる。


「かなり嫌な感じの女が一緒だけど気にするな」


車に近寄った京極が振り返り、渋い顔で言う。

意味が分からぬまま車に近付くと、京極が後部座席のドアを開け、視線で中を促したので覗き込む。

小柄でショートカットのかわいらしい女の人が、足を組んで悠々と座っていた。

誰だろう?

薄いピンクのカットソーと、同素材の七分丈のパンツ。
裸足にスリッポンタイプのスニーカー。
薄化粧なのに顔立ちがはっきりしていて、かなりかわいらしいんだけど……ちょっとそこのコンビニまで、みたいな格好でここにいる事に、凄く違和感がある。


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