みんなの冷蔵庫(仮)1
「関係ないでしょそんなの」

「関係あるだろ!」


私のふて腐れた声は、京極の乱暴なくらい強い声にねじ伏せられた。


「関係あるだろ……。お前が怖い思いしたのは誰のせいだと思ってる」


乱暴な声の方がよかったと思った。
歯向かえるから。

京極は泣き出すんじゃないかってくらい痛みに震えるような声を絞り出した。

胸が引きちぎれそうな痛みに襲われる。

分かってる。
分かってるの。

京極はいい人なの。
喧嘩したくないの。


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