みんなの冷蔵庫(仮)1
大きな窓からさんさんと光が差し込み、窓際の棚に置かれた大きくて豪華な花瓶に活けられた、大量の薔薇の花々の影が、深い赤の絨毯に落ちていた。
ここにいても分かる程、甘い薔薇の匂いが押し寄せてくる。
「超いい匂いー!」
シグマが一番に部屋の中に飛び込んだ。
ドアノブに手をかけたままこちらを見る京極と、変に緊張する私と、目が合った。
目を反らしたら負けのような、変な意地で、じっと京極の目を見た。
こんな綺麗な瞳は、男でも女でも見たことがない。
繊細な彫刻のようにくっきりとした目元が、面白そうに緩んだ。
「なに? 今更僕の美しさに見惚れたとか?」
「う、自惚れてんじゃないわよ」
図星を認めたくなくて、わざと鼻の穴を大きく広げ、フンフンと鼻息を噴射しながら京極の真ん前に一歩踏み出す。
ここにいても分かる程、甘い薔薇の匂いが押し寄せてくる。
「超いい匂いー!」
シグマが一番に部屋の中に飛び込んだ。
ドアノブに手をかけたままこちらを見る京極と、変に緊張する私と、目が合った。
目を反らしたら負けのような、変な意地で、じっと京極の目を見た。
こんな綺麗な瞳は、男でも女でも見たことがない。
繊細な彫刻のようにくっきりとした目元が、面白そうに緩んだ。
「なに? 今更僕の美しさに見惚れたとか?」
「う、自惚れてんじゃないわよ」
図星を認めたくなくて、わざと鼻の穴を大きく広げ、フンフンと鼻息を噴射しながら京極の真ん前に一歩踏み出す。