みんなの冷蔵庫(仮)1
「これ、燃えるか試してみよ」


「やってみて、やってみて!」


私が答案用紙を手にして言うと、シグマは嬉しそうにその場で跳ねた。

もし燃えたらあぶないからと、シグマを後ろに追いやり、答案用紙を地面に置くと、両手の指先に光を集める。


「いくよ」


そう言って、テストを手にした。


が、何も起こらない。

燃える気配もないし、紙が破れたりもしない。
ただ、白い紙が照らされて、ピンク色に染まって見えるだけだった。



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