みんなの冷蔵庫(仮)1
なんだ、燃えてくれたらよかったのに、なんて思ってたのにな……

ぼんやり思いながら光を引っ込めようとした時、手にした答案用紙が、映りの悪いテレビみたいにブレた。


「え?!」


びっくりして取り落としそうになった瞬間、音もなく


――消えた



「すっごーい!」


シグマが駆け寄り、私に飛び付く。
私は慌てて光を引っ込めた。


「くららちゃんすごーい!」


シグマの声が、どこか遠くで聞こえるみたいに、私の心は何かに遮断された。


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