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「寝てねぇのに何でそんな元気なんだよ」

「寝てるわ」

「3時とかだろ?そんでこの仕事。俺とあんま変わんねぇのに」

「だって俺、そんな飲んでねぇしな。すげぇ飲んだ時は23時には寝てる。だからスマホの電源落としてんだよ」

「まじで?」

「うっとおしいから切ってる。でもお前はそうにもいかねぇもんな。女からずっと掛かってくんだしな」


そう言ってクスクス笑う蓮斗に視線を上げる。


「いや、アイツはなんも掛けてこねぇよ」

「ちげぇよ。お前の女じゃなくて、店の方」

「あー、そっち?」

「そう、そっち」


クスリと笑った蓮斗のスマホが不意に鳴り出す。

水を口に含んでスマホをポケットから取り出した蓮斗は一瞬、顔を顰めて耳にあてた。


「…はい」


低く呟いた蓮斗の声。

空いてる反対側の手でタバコを取り出し、それを咥えて火を点ける。

そんな蓮斗から視線を外し、まだ残っているご飯を食べ終え、俺はスマホを取り出しカレンダーを開いた。


もうすぐで2月の終わりになろうとしている。

そして美咲とあと一緒に居られるのも1ヶ月と少し。

その日が迫って来るのが近づくと同時に、俺のため息も増えてるように感じた。
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