真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜


「検査薬見せてよ」

「嫌よ」

「なんで?」

「汚いからよ」

「……

見せてよ!」

「嫌っ‼」

断固拒否する私から、無理やり検査薬を奪って見た亜星が…止まった。


「柑奈…嘘つき」

「だって…」

「そんなに俺と結婚したくないんですか?」

そういうわけじゃない。

ただ…

また喪うのが


「恐いから…」

「大丈夫だから。ね?結婚しよーよ」

何も言わない私に何度も結婚をせがむ。

指輪も何もない

こんなプロポーズは初めて。

安く見られたものだわ…。

「だって、俺の子じゃん。

結婚しよ?

柑奈のこと絶対に大切にするからさ?」

ため息がこぼれちゃう。


だけど、そんな亜星のことが私は好きなんだよね…

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