真夏の夜のツンデレラ〜今夜は私を愛して〜
「うちは、父と私の父子家庭で…こんなにたくさんご家族がいるなんて、羨ましいです」
「あら、それは大変だったわね」
伏し目がちに言った母親に私は首を横に振った。
「それで…うちの亜星のことはもう…その…ご存知なのでしょうか?」
気まずそうに尋ねる母親に私は「ええ…」と微笑んで見せる、
「それならいいんじゃないの?」
三男が言うと、次男も頷いた。
すると、ため息をつきながら腕を組んだ長男は「むこうのご両親は知っているのか…?」と、少し呆れたように言う。
「ああ、この間向こうの実家を訪ねて報告してきた。」
そんなやりとりを静かに聞いていた亜星の父親が、深く息をついて、考え込むように目をふせた。
いや、お父さん?
考えなくていいですよ。
まだ早いで…いいですよ?
むしろ、賛成されたりなんかしたら…
私が困ります‼