殺戮都市~バベル~
アフロを揺らし、筋肉を震わせながら、身体に似合わないハンドアックスでポーンを滅多やたらに切り刻むその姿は……まさにバーバリアン。


敵として出会ったら、間違いなく戦いたくない相手ではあった。


「大山……シェ、シェリー!北軍はどうなってますか!?」


「ぬおお……ん?あら、プリティボーイじゃない!嫌ねぇ。まるでアマゾネスだとでも思われたわよね?」


……惜しい!


大山田は女じゃないから、アマゾネスだとは微塵も思わなかった!


「そんな事より、ここはどうなんですか!?安定はしてるようですけど……」


大山田の隣に着地し、迫るポーンを斬り捨てながら尋ねた。


「フフッ、心配御無用よ。松田さんに支配されていて、集団戦闘を強要させられていたのが、今になって役に立つとは思わなかったけど。そのおかげでこういう戦いは、北軍はお手のものよ」


そうか……でもそうなると、気になるのは個人の安否だな。


特に、バベルの塔に行けそうなメンバーが無事なのかが気になる。


「皆はどうですか!恵梨香さんや吹雪さん、川崎なんかは!」


「ふんどりゃぁっ!ふうっ、北条ちゃんはわからないけど、その二人ならほら、あそこにいるじゃない?」


そう言って大山田が、塔の方を指差した。
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