殺戮都市~バベル~
俺の動きに合わせて沼沢が、狩野が、桜良がビショップに飛び掛かる。


腕を振り抜いたビショップの肩に着地し、頭部に向かってさらに飛び上がった。


こいつのウロコ、てらてらした見た目通り滑る!


なのに柱にはしっかりと巻き付いているし、ビショップにとって都合が良すぎるだろ!


ウロコを蹴って飛び上がるのもやっとで、滑りながら飛んだせいか、狙った場所からは少しズレている。


チロチロと出し入れされる舌の前。


口を開けられれば、食われてしまいそうな位置に俺は飛んでしまったのだ。


ビショップの目は、そんな俺を捉えていて……目の前でバカッと口が開かれた。


食われるか、それとも毒液か!


今度は日本刀を横に振り、鋭い牙に当てて身体を強引に横移動させる。


グッと手に力が加わり、口の前から身体が離れた瞬間。


バクンッ!と、今俺がいた場所にその口が閉じられたのだ。


間一髪……と思った直後、再びビショップの目が俺を見る。


そしてまた、口が開けられ、今度は左手が俺の正面から迫って来たのだ。


俺を口の中に押し込もうってのかよ!


日本刀を振ったばかりで、手の動きに対応しきれない!
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