殺戮都市~バベル~
ついさっき集まったばかりのこのメンバー。


お互いの戦い方や、癖を知っているわけじゃないから、連携や同時攻撃にタイミングを合わせる事は難しい。


だったら、それぞれがそれぞれの攻撃に合わせて、臨機応変に戦うしかない。


戦い慣れしている人達だからこそ、それが出来ると信じて、俺は階段を駆け上がった。


ビショップの正面に立っていたけど、柱を軸に360度動くのであれば、どこにいても同じ。


素早い攻撃こそが、俺の持ち味だと思うから。


「そうだ!攻めて攻めて、この蛇を叩き落とすぞ!」


ビショップの背後まで移動して、階段から跳んだ俺に続き、恵梨香さんも声を上げて再び飛び掛かる。


巨大な目が、ギロリと俺の方を向いたと同時に、裏拳が俺に放たれる!


不意を突いたわけでもないから、反撃されるのは予想していた!


高速で迫るその拳に合わせるように、日本刀を振り下ろす。


見えない斬撃と、刃がビショップの腕に食い込むけど……ウロコ一枚切断しただけ。


刃を叩き付け、身体を強引に押し上げると、俺の下を腕が通り過ぎる。


攻撃してみてなんとなくわかった。


このビショップのウロコは、薄いルークの鎧みたいな物だと。

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