殺戮都市~バベル~
ビショップの口を斬った斬撃。


刀身の先端に発生する俺の見えない斬撃とは違い、狩野の見えない斬撃は……連撃!


峰に打ち付けられ、グッと手に衝撃が加わる。


刃がビショップの骨を裂き、さらに二連撃。


ドンッドンッという重みを感じて……日本刀が振り抜かれたのだ。


ビショップの胸が裂けた。


骨を斬り開けたかどうかはわからない。


落下を始めた俺の肩を蹴り、狩野が階段の方に飛び退いたけど……俺はどうすれば良いんだ!?


「チッ!世話が焼ける!」


その声と共に、沼沢の鎖分銅が日本刀に巻き付いた。


俺は慌てて日本刀を横にして、鎖が抜けないようにすると、グッと上に引っ張られる。


「よーし、良いぞ!後は俺に任せろよ!」


時間が経ち、再装填された散弾銃を取り出した名鳥が、すでにビショップの胸に。


傷口に銃口を押し込み、その引き金に指を掛けた。


ゼロ距離射撃。


どんなに射撃が下手な人間でも、外しようがないその攻撃が……ビショップを襲う。


ドンッと、ビショップの身体が揺れた。


暴れるより早く、名鳥の銃弾が心臓を撃ち抜いたのか。











しかし、ビショップは素早く顔を名鳥に向けると、口を開けて毒液を噴射したのだ。
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