殺戮都市~バベル~
その後、最低でもソウルが10個残るようにガチャを引いた俺だったが、星5レアを俺は引けず。


名鳥が言うように、最初の一発で勝負が付いてしまったのだ。


「んー……なになに?二発まで連射が可能で、再装填に10分……なかなか使いどころが難しそうな武器だな。それだけ強力って事か?あ、俺、サンドイッチでいいや。お茶も買って来てくれよ」


PBMで武器のスペックを確認しながら、俺には見向きもせずに名鳥が注文する。


……こんなにあっさり負けが決まってしまうなんて。


もっと劇的にさ、最後の一回で勝負が付くなら俺も納得出来たのに。


「わ、わかりましたよ!なんで名鳥さんだけ……強い人が、強い武器を引けるのか?」


ブツブツと文句を言いながら、俺は店を出て、近くにあるコンビニに向かった。


名鳥のご注文通り、サンドイッチとお茶を買って。


すぐに店に戻った俺は、ガチャで手に入れた武器を、素材として日本刀の強化に使った。


「いやあ、どっちを強化するか迷うなー。やっぱり槍かな?それとも散弾銃かな?いやあ、迷う迷う」


くっ!


自慢しやがって!


そんな悔しい思いをして、神谷と恵梨香さんが起きる頃には、俺達は武器の強化を終えた。
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