Different Real


彼は確かにそう言った。

学校に用があるって言っていた。

明日から楽しみって言っていた。

もしかして...。



次の日、隣の席には昨日話をした神尾くんの姿があった。

「おはよう」

綺麗な黒髪がよく似合う男の子。

クラスの女の子たちは"近寄り難いいけめん"と言っていたけど、すごく話しやすくてよく笑う。

隣の席が埋まった。

何かが始まりそうな、そんな予感......。




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