君が冷たい理由。【完】


その星空に感動してどんどんと前へ進んでいく。




フェンスに指をかけわあっと星空を見上げる。





「…星、好き?」



「う、あ、はい!好きですっ…」



「そう、ならよかった。」




彼は私にニコリと微笑むと近くのベンチに腰掛ける。



そんな彼に近づいて、私も隣に座る。







小学2年の頃から男嫌いで、自分から男の子に近づこうとしなかった。
だけど今始めて自分から求めに行った。





その理由がなんなのかはわからなかったけど。







「あの、芹沢くん」



「颯太」







< 58 / 217 >

この作品をシェア

pagetop