今日こそ絶対に自殺します。
光はいつも二つ俺に言ってきた。
それはーーー
『たっちゃん、ごめんね』の言葉。
そしてもう一つはーーー
『たっちゃん、幸せ?』の言葉。
「ーーーああ、俺は幸せだよ」
俺は光の頭を優しく撫でながら、いつもそう答えた。
「そっか……よかった」
そのたびに光は安心した表情になった。
ーーー本当に幸せだったんだ。
大好きな光のそばにいられることが、本当に幸せだったんだ。
たとえどんなに光が暴れようとも、どんなに光が光じゃなくなろうとも、
俺は光と一緒にいることが、幸せで仕方がなかったんだーーー
「ーーーどうにかしないと」
どうにかして、光を幸せへと導いてやらないと。
今のままじゃ、光が可哀想だーーー
俺はひたすら考えた。
授業中、帰り道、父の仕事を手伝っている時ーーー
どうすれば光を救ってやれるのかを、ただひたすら考えたんだ。
そして見つけた方法が一つ。
それは『症状を完治させてあげること』ーーー
「……光」
「なに?たっちゃん」
「俺がずっとそばにいる。
ーーーだから、頑張って治そう。
病気を治して、毎日幸せな日々を送れるようにしよう」
「たっちゃん……
ーーー…グスッ…ありがとう……」
それから俺は光の病気を治すために必死になった。
どうすれば症状が出ることがなくなる?
どうすれば病気は改善に向かう?
光を守るためなら何でもした。
三日三晩寝ずに病気のことを調べたりもした。
ーーーだから当然、
俺は日に日に体調を崩していったんだ。