今日こそ絶対に自殺します。
ーーーそれでも、光の症状はどんどん悪化していった。
訳が分からなくなって急に暴れ出す。
俺までもが訳が分からなくなってきた。
「ーーー写真とか、どうかな」
俺は高校の写真部に入部して、自分のカメラを手にすると、毎日毎日光の笑顔を撮り続けた。
光、こっちを向いて。
光、笑って。
「ーーーカシャ」
俺はその写真を光に毎日見せた。
自分が笑っているところを見て、自信を持って欲しかったんだ。
「たっちゃん…」
だけど光は、その写真を見るたびに微笑みながらも、少しだけ悲しい顔をした。
「たっちゃんは……笑ってる?」
写真部の先輩にも言われた言葉だった。
『ーーーあんた、笑ったことあんの?』
「……っ」
俺は唇を噛み締めると、光を見つめた。
「俺のことは気にするな、光。
ーーー今は自分の病気を治すことに集中しなきゃ…」
光は目を丸くして俺を見つめた。
そしてまた悲しげな表情をすると、静かに答えたーーー
「ーーーうん、そうだね」