今日こそ絶対に自殺します。
それから光は、毎日どこか悲しげな表情を浮かべるようになった。
病室のベッドに横たわり、窓の外をぼーっと眺める。
時々、その目には涙が浮かんでいることさえあった。
「光……」
俺は、どうしていいのか分からなくなった。
どうしたら光を救えるのか、分からなくなっていった。
だから余計に思ってしまったんだ。
少しでも早く光の病気を治さないと、ってーーー
ーーー俺は間違っていたんだ。
病気を治すために、必死になって光を縛り付けるなんてーーー
俺は間違ったことをしていたんだーーー
「光…いいか?
もしも症状が出てきそうになったら、まず心を落ち着かせるんだ。
ちょっとでも対抗できる力を身につけないと」
俺は光に病気に抵抗するよう何度も言い聞かせた。
「光、いい?
もしも症状が出そうになったら俺の携帯にメールするんだ。急いで帰ってくるからーーー」
俺は少しでも光を手の届く場所に置いておこうとした。
「光、なるべく笑顔を心がけるんだ。
楽しいことを考えればいいんだよーーー」
俺はたくさんのことを光に強要した。
ーーーいつのまにか、
俺は光を縛り付けていたんだ。