今日こそ絶対に自殺します。
「パピヨンに触れるの!」
「え?」
「見て見てたっちゃん!
ここにパピヨンの写真…!」
興奮しながら光は宣伝紙に印刷された写真を指差した。
そこには何匹ものパピヨンが写っていた。
「今日の夕方までなの…
ごめんね、たっちゃん。
急に呼び出しちゃって……
ーーー私、パピヨンに触りに行きたいの!」
光は目をキラキラさせながら話していた。
ーーー今から行こうよ!たっちゃん…!
「ーーーガサッ」
「……っ!!」
俺は光が持っていた紙を取ると、クシャクシャに丸めてゴミ箱に捨てたーーー
「ーーーなんだよ…
授業についていくのにも必死なのに……」
俺は光を睨みつけた。
「俺がどんなに必死になってるか…
お前は知らないだろ!?!?
寝る時間もなければ、光もちっともよくならない!!
ーーーなのにこんなくだらないことで呼び出すなんて……ふざけんなよ!!!」
「………っ!!」
俺の罵声は病室中に響き渡った。
光は目を丸くして、俺のことを見つめていた。
「……あ」
俺はすぐに我に帰った。
「あれ…俺、今……」
目の前の光は、
目に涙を浮かべていたーーー
「……そうだよね…グスッ…
…ごめんね……本当にごめんね……
ーーーたっちゃん…」