サンドリヨンに憧れて
リビングのソファーに座りじっと黙ったまま考えていた。

急な展開に頭がついていかない・・・

この連休につきあい始めたばかりなのに・・

それに晴香さんのことも・・・

「香澄・・何や百面相か?」

少し笑いながら私の横に座り、ミネラルウォーターのボトルを渡してくれた。

「え・・?そんな顔してる?」

「してる」

「考えごとしてただけやのに・・」

俯こうとした時、顎に手をかけて阻止されてしまった。

「あかん・・下を向いたら・・」

「でも・・・」

「香澄は自分のことだけ考えたらええから・・晴香のことまで
心配せんでええから・・・」

「うん・・・」

「そしたら・・もう・・寝るか・・」

まだ心配しているのか寝室へ行くだけなのに手は繋ぎ部屋に入るまで放せてもらえなかった。

今夜で一応最後の夜・・・ベットに入った瞬間、私の身体は自由を失った。

「香澄・・・」名前を呼ばれただけなのに私の身体は熱くなり

触れられることによってさらにわたしの感情は高揚し、もっと欲しいと

私からも彼を求めるようになっていった。

こんなにも愛されてると身体中で感じながら私の意識も彼の腕の中で

薄れていった・・・。
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