サンドリヨンに憧れて
お互いの同期会が始まり襖一枚仕切られた所で声を聞きながら

飲んでいるが、誰もそこを開けようとはしなかった。

「ねぇ・・山田君・・そこ開けてよ~」

同期の少し酔っていた女子社員が言いよってきたが、

その声をやんわりと断り、私達4人は固まって話をしていた。

「香澄、課長どうなったん?」

「今はちょっと・・・」

「隣、加藤さんは来てへんみたいやな」

「え?」

「さっきトイレ前で杉田さんが電話してた」

「そうや!優大、あんたいらんこと言ったみたいやね」

「は?ほんまのこと言うただけやろ・・ぼさっとしとったら
後悔しますよってな」

「あんた・・」

「山田・・そんな度胸どこにもってんねん・・俺よう言わんわ」

「愛の力やね・・山田」

「黒田は話わかるな・・」

「藍子・・冗談やめて」

「はいはい・・加藤さんにぞっこんの香澄には何を言っても無理~」

「まさか営業の王子を射止めたのが横山って・・
他の女子もビックリするやろな・・」

「私も思う・・二人立ってるとこ見てみ・・白旗上げたなるわ・・」

「でも俺は・・諦めへんからな・・見とけ・・横山」

「優大ごめん・・あんたは眼中にも無い」

「今だけじゃ・・そのうち見とけよ」

「はいはい・・」
< 142 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop