サンドリヨンに憧れて
タクシーの中で手をつないでいるが、その手から伝わる熱に私の体は

徐々に熱くなりお腹の奥底が疼くような感覚を感じ始めた。

その気を紛らわす為に手を放し体を扉の方へ向けたが、彼の手が私を引っ張り

肩にもたれさせた。感ずかれないように目を瞑ったが、彼の匂いがさらに私の気持ちを

ざわつかせた・・・。

私の異変に気づいたのか、彼の手が私の太ももに触れて優しく撫で始め

その動きに体がびくっと反応してしまった。

「起きてたか・・・」

耳元で囁かれる声に片目に力がはいりさらにぎゅっと瞑ってしまった。

「可愛い・・」その言葉を発した後、彼の悪戯が始まり、私の膝にスーツの上着をかけ

そのまま私の太ももは彼の手によって遊ばれ始めた。

その動きに耐えられなくなり恥ずかしくて彼の腕を思わずぎゅっと握った。

その動作が逆効果となったのか、彼の手は止まることはなく家に着く頃には私の体の中は

彼に触れてほしい欲しい・・・その一言でいっぱいだった。

感覚がおかしくなっている足で何とか立ってられていたが、玄関閉めたと同時に彼に

もたれかかってしまった。

「香澄・・・感じた?」

「聞かんとって・・」

その言葉は彼に拍車をかけてしまったのか、彼はその場で私の体を壁にもたれさせ

唇を塞ぐとそのまま服の中へと手を滑らせていった。

ここでは拙い・・・抵抗したくても力が入らない・・彼の胸のあたりのシャツをぎゅっと

握ってもその行為は止まることは無く・・・やっと離れた時には、胸元ははだけ

下着が丸見え状態だった。

「孝男さん・・」

「悪い・・抑えられへんかった・・行くぞ・・」

鞄は玄関に置いたまま手をつなぎ2階へと上がっていった。
< 184 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop