痛々しくて痛い
私の人生初の高揚感には気付く訳もなく、麻宮君はハタと気付いたように声を発した。
「気にせず続けろよ。昼メシ食う時間なくなっちまうもんな」
「う、うん」
お言葉に甘えて、私はいそいそとカウンターに向き合うと、再びお茶の缶を手に取った。
「あ。ちなみに、俺自身は別に気にしてなんかないからな?」
「…え?」
「入学直後と卒業間際の俺の外見が別人な件。普段はその事を突っ込まれても、俺自身が笑いに昇華してるから」
「あ、はい…」
一瞬止めてしまっていた手を動かし、缶に付属の小さじで粉茶をすくい、マグカップに投入しながら頷く。
「あのビフォーアフターを目にしてしまったら、誰でもイジらずにはいられないだろうからな。何せ俺、高1から高2にかけての1年間だけで、14センチも背が伸びたんだから」
「えっ。ほ、ほんとに?」
思わず振り向いてしまったけれど、カップにお湯を注いでいる最中だったので、慌てて視線を前に戻した。
「うん。入学したばっかの頃は俺、161くらいだったから」
「そうなんだ…」
今の私よりも小さかったなんて、何だか不思議な感じ。
「背が伸びるのに比例して、それを支える筋肉や骨も発達したからな。高2に進級する段階で、かなりゴツくなってたよ」
そういえば、同じクラスになった時にはすでに麻宮君は短髪になっていた。
「気にせず続けろよ。昼メシ食う時間なくなっちまうもんな」
「う、うん」
お言葉に甘えて、私はいそいそとカウンターに向き合うと、再びお茶の缶を手に取った。
「あ。ちなみに、俺自身は別に気にしてなんかないからな?」
「…え?」
「入学直後と卒業間際の俺の外見が別人な件。普段はその事を突っ込まれても、俺自身が笑いに昇華してるから」
「あ、はい…」
一瞬止めてしまっていた手を動かし、缶に付属の小さじで粉茶をすくい、マグカップに投入しながら頷く。
「あのビフォーアフターを目にしてしまったら、誰でもイジらずにはいられないだろうからな。何せ俺、高1から高2にかけての1年間だけで、14センチも背が伸びたんだから」
「えっ。ほ、ほんとに?」
思わず振り向いてしまったけれど、カップにお湯を注いでいる最中だったので、慌てて視線を前に戻した。
「うん。入学したばっかの頃は俺、161くらいだったから」
「そうなんだ…」
今の私よりも小さかったなんて、何だか不思議な感じ。
「背が伸びるのに比例して、それを支える筋肉や骨も発達したからな。高2に進級する段階で、かなりゴツくなってたよ」
そういえば、同じクラスになった時にはすでに麻宮君は短髪になっていた。