痛々しくて痛い
『成人式の年に学年単位の同窓会やったよね。行かなかったけどさ。で、次が今年でしょ?多分クラス会は5年おき、同窓会はそれより長い周期でやる予定なんじゃないかなーと』

「そうだね…」

『それで、今回はどうする?愛実は参加するの?』

「え?ま、まさか」


何故そんな言わずもがなな質問を…と思いつつ返答する。


「行かないよ。もう『欠席』で返事出しちゃったし」

『だよね?私も行かなーい!』


優子ちゃんは声高に宣言した。


『今は色々てんやわんやしててそれどころじゃないし。てか、何もなくても今後ずっと行くつもりはないけど』


そこで優子ちゃんはちょっと自嘲気味な笑いを漏らす。


『あのクラスで、浮きまくってたもんねぇ、私ら…』

「え?優子ちゃん達はそうでもなかったんじゃない?」


戸惑いつつも訂正を入れた。


「私のあまりの鈍くささに周りに迷惑をかけてしまって、イライラさせて避けられて、そんな私と一緒にいるせいで優子ちゃん達も他の子と仲良くする機会が奪われてしまったというだけで…」

『いやいや、私こそが敬遠されてた立場なんだって。何せ、わたしゃリア充女子がもっとも忌み嫌う「漫画オタク」だもんね』


しかしすぐさま優子ちゃんは反論する。


というか、今までも何度かこういう話が出て、その度に同じやりとりを繰り返しているのであった。
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