痛々しくて痛い
「で、綿貫さんは何組なの?」
そして表紙を開きながら質問して来る。
「あ、えと、A組なんですけど…」
「Aね」
頷きながら、渡辺さんは素早くページを捲った。
そんな彼女を間に挟み、山本さんと高橋さんも興味津々でアルバムを覗き込んでいる。
……な、何か、今さらながらに恥ずかしくなって来た。
この3人に、あの残念な写真を見られてしまうという事だもんね…。
「あ、見つけた」
そんな考えが浮かんで、一瞬逃げ出したくなったけれど、渡辺さんのその言葉で無駄なあがきである事を思い知り、観念してその場に留まった。
そして覚悟を決めて、彼女達の次の言葉を待ったのだけれど…。
「へー!麻宮君て、高校時代はこんな短髪だったんだー」
……え?
「でも、すごく似合ってるよね」
「うん。これはこれでアリだと思う」
「真の男前かどうかは、オデコを出した時に分かるよねー」
てっきり私を探していたのかと思いきや、渡辺さんのお目当てはどうやら麻宮君だったようだ。
私に一切触れる事なく、山本さん、高橋さんと共に大いに盛り上がっている。
「ねぇねぇ、これ以外に麻宮君が写ってるやつないの?」
そしてクラスページの隅から隅までチェックし、そこに存在する彼をすべて探し終えた後、渡辺さんはようやく私に話を振ってきた。
そして表紙を開きながら質問して来る。
「あ、えと、A組なんですけど…」
「Aね」
頷きながら、渡辺さんは素早くページを捲った。
そんな彼女を間に挟み、山本さんと高橋さんも興味津々でアルバムを覗き込んでいる。
……な、何か、今さらながらに恥ずかしくなって来た。
この3人に、あの残念な写真を見られてしまうという事だもんね…。
「あ、見つけた」
そんな考えが浮かんで、一瞬逃げ出したくなったけれど、渡辺さんのその言葉で無駄なあがきである事を思い知り、観念してその場に留まった。
そして覚悟を決めて、彼女達の次の言葉を待ったのだけれど…。
「へー!麻宮君て、高校時代はこんな短髪だったんだー」
……え?
「でも、すごく似合ってるよね」
「うん。これはこれでアリだと思う」
「真の男前かどうかは、オデコを出した時に分かるよねー」
てっきり私を探していたのかと思いきや、渡辺さんのお目当てはどうやら麻宮君だったようだ。
私に一切触れる事なく、山本さん、高橋さんと共に大いに盛り上がっている。
「ねぇねぇ、これ以外に麻宮君が写ってるやつないの?」
そしてクラスページの隅から隅までチェックし、そこに存在する彼をすべて探し終えた後、渡辺さんはようやく私に話を振ってきた。