不要なモノは愛
洗面所の蛍光灯が切れたらしく、早く帰ってきて、取り替えてほしいという母親からの電話だったらしい。


「本当にすぐ帰ってくださいよ」と松野兄にして念押しして、「気をつけろ」と私に警告して帰っていった。

本当にいつ帰るのだろうか…図々しいこの男は…


「さてと、小夏は土日休みだよな?」


「そうですが」


「今度の土曜、デートしよう。したことある?」


「ないですけど、何でしなくてはいけないのですか?」


デートをする意味が分からない。それにデートなんでしている暇はない。

来月の排卵期までに相手を見つけなければならない。どこをどう探したらいいか分からないけど、とりあえず秋絵に相談してみよう。


「俺をもっと知って欲しいからだよ。じゃあ、小夏が楽しんでくれるデートを計画するから、しっかりオシャレしてこいよ」


デートすると頷いていないというのに、一樹が帰ってから10分後に帰って行った。
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