不要なモノは愛
私のアイデアはそんなにも無謀かな。ただ子供が欲しいと思う考えが安易すぎるのかな。


「いないかなー」


「まずは恋愛からでしょ?」


「えー。体から始まる人もいるというじゃないのよ」


「体から始まって、恋愛に至るということはあるけど、小夏はそれを求めているんじゃないでしょ?」


「うん、違う。恋愛はいらない…」


「結婚はしないけど、認知してくれ?そんなバカな条件を承諾する男なんて、いるとは思えない」


結局、私の考えは理解してもらえなかった。秋絵が帰ってから、床に大の字になって寝転んだ。手足を伸ばすと気分がスッキリする。

でも、これ以上良いアイデアは浮かばない。


ピンポーン


誰だろう?

外は暗くなりかけていた。電気をつけていなかったから、家の中も薄暗い。

あ、晩ごはんの支度してない。一人だし、ラーメンでもいいかな。


ピンポーン


あ、忘れてた。

再度鳴らされたことに気付いて、急いで起き上がった。

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