幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「あのさ、俺にどんな嫌がらせしても、どんだけ俺のことを悪くふれまわってもかまわない。
でも、万が一、りりちゃんのことを少しでも困らせるようなことしたら、
たとえ同じ部のマネージャーでもただじゃ済ませないからね?」
怯えたように顔をあげた畠山にニッコリと微笑むと、
畠山の肩をつかむ手に少しだけ力を込めた。
驚いて目を見開いた畠山を冷たく見つめながら声を尖らせる。
「バラしたければ、俺たちが一緒に暮らしてること言ってもいいよ。
バレたら俺が学校を辞めればいいだけのことだから。
でも、男であれ女であれ、りり花を傷つける奴だけは絶対に許さない。
わかった?」
コクコクと怯えながら頷いた畠山を正面から見据える。
「じゃ、もう俺たちには近づかないでね?」
にっこり笑ってそう伝えると
畠山は震えながら頷いた。
バス停に向かって逃げるように走り去っていった畠山を見送ると、
りりちゃんのいる店に向かった。