幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「圧勝なんてもんじゃなかったっすよ。

男も惚れるかっこよさでしたよ、まじで」


ひとつ年下の敦くんが尊敬の眼差しで颯大を見つめる。



「でも、優勝なんて本当にすごいなぁ……

私なんて体がなまっちゃって全然動けなくなっちゃったもん」


「吉川もまた道場に通ったらどうだ?

しばらく来ないうちに、お前、だいぶ体幹が弱くなっただろ?」


師範代の影沢さんに指摘されて、コクンと頷いた。



「とりあえず、体幹鍛えるために肉食っといたら?」


おどけたように笑いながら颯大が私のお皿にお肉をどっさりと入れた。


「こんなに食べられないよっ!

颯大こそ、食べておきなよ。

道場の期待のエースなんだからっ」



「ま、確かに颯大は期待のエースだよな。

なにより颯大目当ての女子中高生がかなり増えたんだぜ?」





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