幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
「りり花、帰るぞ!」



イラだったその声に顔をあげると…




…………玲音?



どうして?



玲音を見て、颯大が苦笑いしながら頭をかく。



「玲音くんのお迎えか…
それじゃ仕方ないか。またな、りり花」


軽く手をあげて帰っていった颯大に慌てて謝った。



「颯大、ごめんっ。またね!」



ぐいぐいと私の腕をひっぱって進んでいく玲音に大きな声で訊ねる。


「ちょっ、ちょっと待って!
玲音、なんでこんなところにいるの?」


さっきの女の子はどうしたんだろう?



「危ないから迎えに来たんだよ」


「まだ8時半だよ?」



「りり花、基本的に夜苦手だろ?

暗いところ一人で歩けないじゃん」



「それはそうだけど…でもどうして?」



「やきもち」



「へ?」



「颯大に対しては俺、全力でやきもち妬いてるから」



「玲音こそさっきの……」



「ん?」



"さっきの女の子となにしてたの"


思わずそう聞きかけてやめた。








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