幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)
バス通りから離れた場所にあるこの公園は最近ではほとんど来ることがなくなっていた。


「うわっ、懐かしいね。小さい頃とほとんど変わってないね?」


子どものころはすごく大きく感じたジャングルジムが、こじんまりと小さく感じられる。


「久しぶりにのぼってみようっか」



玲音に手を引かれてジャングルジムのてっぺんに昇ると


不思議な浮遊感と懐かしさに包まれる。


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