【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく
「あんまり俺たちから離れるな。あんまり遅いから…その、静が心配してたぞ」
「うん」
温かい気持ちになったのは、カフェオレのせいだ。
きっとそう。
二人で裏庭に戻る。
「あっ、お前!おせーんだよ!」
結が待ち構えていたように叫んだ。
「すみません」
素直に謝られたのが意外だったのか、わたわたと手を振り回す。
「お、おお!分かれば良い!」
「露李先輩、飲み物だけで良かったんですか?」
露李の手元を見て静が訊ねた。
「あ、えーと」
「何だ食ってねぇのか?」
次の瞬間、目の前にクッキーの袋が浮かんでいた。
「やる」
「え、そんなの」
断ろうとすると理津はニヤリと笑って言った。
「口移しなら食べるか?」
「遠慮しときます!」
普通に貰った方が安全だとクッキーを受け取ってそっぽを向くと、今度はチョコレートや飴やら大福やら団子やらが押し付けられた。
「食べないとダメだよ?海松ちゃんにもどうせ心配かけてるんでしょ」
「そうだぞ露李!」
「お菓子ばかりですみません」
「ありがとう」
また涙が出そうになるのをこらえて、満面の笑みで感謝の意を表す。
なぜか理津と疾風はものすごい速さで顔を背け、結と静は赤くなり。
文月は左手で口元を覆った。