【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく
聞こえないよ、結先輩。
何て言ったの?分からない。
分からないよ、結先輩──。
「叫べっ、露李──────っ!!!!」
目を、見開き。
全身の力を入れた、そして。
「…っ疾風迅雷!旋風結華!文月、真舞!陽蓮静穏!…理津っ、玲瓏!」
もしかしたらという、願いを込めて。
全力で、叫んだ。
金銀の光が露李から噴き出し、結界の中に満ちる。
バリバリと結界に亀裂が走り、二つの陰が露李の前に立ちはだかった。
光が結界の外に出、辺りを明るく照らした。
嬉しさ反面─寂しさがこみ上げる。
「露李っ、大丈夫!?」
「分かるか!?俺らが分かるなら返事しろ!」
「せん、ぱ…ひの…」
舌がうまく動かない。
それより、危ない。早く、しないと─。
「邪魔をするなああああ!!」
有明がまた叫び、露李の体に絡みついた鎖がギュウウと締め付けられ、また声にならない悲鳴をあげる。
「くっ、何つー力だよ!!」
「ババア、この!!」
思わず目を瞑った、そのとき。
今度は四つの陰が、彼らの前に舞い降りた。