BLUE STONE 壱



眉間のシワをこれでもかってよせるレツはもういつもの無表情より何倍も怖くて


あれだ、あれ
風神のナンバーワンの顔をしていた


「おいこら華衣」


『…はい』


「調子乗りすぎだ」


『……スミマセンデシタ』


こう言って水着専門店を回っていった挙句、私が選んだのは


淡いブルーの色。


レツは「好きなもん選べ。何着でも買ってやる」と言っていたけど


そうはいかない。


だからこの水着は自腹で買った


水着を買い終えて目的を得た私たちはレツとショウシの止まってるバイクに向かっていた


どうやら今からいく海には風神の面子が沢山いてるようでレツが集合をかけたらしい


『どうして私のためにそこまでするの?』と聞けば「お前のためじゃねぇよ、自惚れんな」と言われたので


どうやら私のためじゃないらしい


まぁわかってたけどね!


俺様意地悪エロレツがそんな私のためにそこまで動いてくれるわけない!!


と思った私はさっき買った水着を着るのが楽しみでルンルンと繁華街を歩いていく。




その姿をレツが愛おしそうに見ていたなんて私は知る由もなかったーー……






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