BLUE STONE 壱




『……父と母はね、私を産んだ後 すぐに海外へ帰ってしまったの』


地面を睨みながらそう告げた私に聞こえたのはショウシの驚いた声


「じゃあ、ケイちゃんは…?」


そうなるよね、とフッと冷たい笑みを漏らす。


『……私は生まれてすぐお手伝いさんに育ててもらってたの

父と母は駆け落ちしてそのまま結婚。
でも挙げ句の果て私が出来て最初は流産する気だった

子供はいらないんですって
今の私たちには必要ない。そうキッパリ言ったそうよ』


お互いを愛しすぎていた末、子供ができれば互いの時間が少なくなる


それを第一に父と母は子供を欲しがらなかった





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