シャッターの向こう側。
「それ以外だと、迷子になるかと思って」

「…………っ」


 ど、どれだけ、私を〝方向音痴〟だと思って……!?


「ひ、ひど……っ!!」

「お前は考え事してたら、すぐにどっか浮遊するから」

「ふゆう……って宇津木さんだって、考え事して歩いていたら道忘れるじゃないですか!」

「ピヨ程じゃない」

「一緒ですって!」

「あそこまでは酷くないと思うぞ?」

「認めた時点で一緒です!」

「そんな事はない」

「ありますっ!」


 そんな感じで言い争って……

 気がつけば1時間……不毛な時を過ごしていた。















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