EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ

あっけらかんとした口調で重大な話を語った母親に、小鳥は口をあんぐりと開けた。

「妊、娠…?」

小鳥の呟きに、周りで聞き耳を立てていた男性陣がピクリと反応する。

「マジで?また男か?」

「これ以上増えるなんて、最悪」

「末っ子が何言ってるのさ。増え続ける様を見てきた長男の僕が一番ウンザリしてるよ」

「俺、妹がいいな~」

「フフッ、小鳥ちゃん似のかい?ルカ」

「なっ!?べ、別にそんなこと言ってないだろ静理!」

後ろが騒がしいが、小鳥は素直に祝いの言葉を告げた。


「……そっか…。おめでとう…!お母さん」

『ありがと』

柔らかい声。

嬉しそうな母親の表情が見えるようだ。


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