EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ

招待され集まって来た闇人達は思い思いに交流し、会話を楽しんでいるようだ。

仮面舞踏会ということで、皆それぞれ個性的な仮面をつけている。

「私、場違いかな…?」

闇人だらけのパーティーにポツンと人間が一人。

中に入りづらくてドアの傍で尻込みしていると、肩をポンと叩かれた。

振り向けばそこには、兄弟の中で一番背の高い人物が。

「カロンさん…ですか?」

疑問形なのは、相手が仮面をつけているからだ。

黒のタキシードを纏い、エメラルドグリーンのアスコットタイを首に結んだ彼は、なんと猫の仮面をしていた。

「正解」

綺麗なシルバーの猫マスクを外し、カロンがニヤリと笑う。

「猫さん、可愛いですね」

「だろ?この猫耳がお気に入り」

ぴょこんとついているハンドメイド感たっぷりの繊細な猫耳。

それを指で軽く突きながらカロンはちょっと考えた。

「…でも、俺よりあんたの方が似合いそう」


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