EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
「白魔かよ…。危ねぇだろ」
「本気で投げるわけないでしょ。僕にとって君は殺す価値もない」
カロンに侮蔑の眼差しを送ってから、妖しい瞳で白魔は小鳥を見つめた。
「本気で狙うなら、君の心臓だよ…小鳥」
ゾクリとする声色で告げられる。
シアターでのことを思い出して、小鳥は一歩後ずさった。
そんな小鳥を見てカロンが呟く。
「変態だよな、白魔って」
「君に言われたくないよ」
白魔はソファーからナイフを引き抜き、改めて同じ質問をした。
「で?カロン、彼女と一緒にどこ行くの?」
「学校」
この答えにはオーレリアンがいち早く反応した。
今まで読んでいた本から顔を上げる。
「はあ?お前、バカ?家畜を学校に連れてくつもり?」
「別に平気だろ」
「ハッ、お前、面倒見切れるわけ?父様からの預かりものじゃ、死なれたらマズイんじゃないの?」